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Posted by チェスト at

2009年04月30日

親友とフォトブログ

実は数年前にカナダ出身の知人からすすめられて,外国語でフォト・ブログもどきをしていたのですが....
*写真が嫌い
*外国語が嫌いで苦手
*忙しい
という酷くありふれた理由で,昨年末から開店休業状態でございました。
ところが...

月曜日に今はモロッコに住んでいる,20年来の友人から,
「君の写真が恋しい。」
というリクエストを頂きました。

恩人中の恩人でもある友から,ここまで言われて,放っておく訳には参りません。
こう見えても私,友達だけは大事にしてますので。
しかも,私のフォト・ブログをとても気に入ってくれていている世界中にたった一人の方からのリクエストでございます。
フォトブログ復活です。
もしかすると,こちらのブログの更新は,手薄になるかもしれません。
どうぞご理解下さいませ。  


Posted by 日曜日 at 22:47Comments(0)

2009年04月30日

緊急連絡/お誕生日おめでとう

一週間遅れですが...

このあいだ,移動中の<こだま>の車中でふと思い出しました。
お誕生日おめでとうございます。
連絡が遅れたこと,どうか許して下さい。
毎年思うことですが,今の私があるのも君の太っ腹さのおかげです。

この休暇はまたどこかの秘境を歩き回られるのでしょうか?
先程メイルでも書きましたが,もう若くはないのだから,無理せずに楽しい休暇を過ごして下さい。

では,また。
今後ともどうぞよろしく。  


Posted by 日曜日 at 11:30Comments(0)

2009年04月22日

読書という悪徳... あるいは恥ずかしい帰宅風景

昨日...
某所(中央駅のバス停です)でバスを待ちながら...
あの大塚ひかり訳の『源氏物語』を読みふけっておりました。で,一人で妄想を膨らませてニタニタ(あの本をあんな風に訳して,注釈を付けられたら,仕方ないでしょ!)しておりました。
一段落ついた所で,顔を上げて当たりを見回していたら,数メートル離れた所に立っておられた,私よりは一回り程度年上のご婦人がさらにニタニタした顔で,私の方をじっと見ておられた...

かなり恥ずかしかった...  


Posted by 日曜日 at 22:33Comments(2)

2009年04月21日

帽子の似合う貴方へ...

ロンドンですが...
帽子デザイナー(こんな日本語あるのかしら...)
スティーブン・ジョーンズが選んだ帽子の展覧会が行われています。
ホーム・ページは重く開くのが大変かも...
でも素敵な帽子の写真ばかりでなく,スティーブン・ジョーンズ自身のインタビュー(もちろん英語,米語じゃありません!)や工房で撮られた素晴らしいヴィデオ(やっぱり,機械じゃなくて自分の手でものを作る行為ってかっこいい)も見ることができて,なかなか楽しいですよ。  


Posted by 日曜日 at 22:41Comments(0)

2009年04月18日

写真展はお好き?


パリで面白そうな写真の展覧会やってます... ←こちらの赤い文字をクリックして開くページの真ん中あたりに,写真展の紹介ビデオクリップがありますので,そちらをご覧下さい(展示されている写真のいくつかがご覧になれます)。
<Contreverse>がタイトルらしいです。
あれこれと物議を巻き起こしてきた写真をあつめた写真展のようです。

興味のある方はどうぞ...
写真展の案内から拝借したイメージはは一昔前に物議をかもしたベネトンの広告写真です。  


Posted by 日曜日 at 12:48Comments(0)

2009年04月17日

セーラー服はお好き?


男性読者の皆様あまり期待しないで下さいね...
セーラー服(水兵さんというか,海軍の制服)とファッションの関連をテーマにした展覧会が,パリの海軍博物館でおこなれているようでございます。
お暇な方は,夏のファッションの参考にして下さいまし。
まずは,貯金とダイエットかしら...(余計なお世話でした)  


Posted by 日曜日 at 12:36Comments(0)

2009年04月16日

日曜日な日常...


今日の午後... 何処だか分かります?  


Posted by 日曜日 at 22:52Comments(5)

2009年04月14日

鹿児島イオンでたこ焼きを食べながら考えたこと...

2〜3週間前のことですが,イオンに行って参りました。
開店してかなり経っているにもかかわらず... イオンに立ち寄ったのは2度目。でも最初に訪れたときは30分もなかにいなかったので,ちゃんと店内を見たのは初めて...

正直言って,私むきの場所ではないとず〜〜っと思ってました。
いたずらにでかくて,チェーン店ばっかりで,店員はバイト+パートばっかりで。
わざわざ遠くから(拙宅からはかなりの距離でございます)車(持ってない)を使って行くような場所ではないと,勝手に思い込んでいた訳です。
いまでも,そんな気持ちが完全になくなった訳ではありません。
やっぱ,若者向けの店ばかりで,買いたいとか,欲しいと思ったものは... 台所用品ぐらいかしら(はい,以外にオバちゃんです)見つかりませんでした。でも,天文館のデパートに置いてあるものなので,買いませんでした。

ただ,悪いところとは思わなかった。
「鹿児島イオンはどんなところ?」と鹿児島の方に聞かれれば,私はあえて「3階建ての天文館」だと答えたい!
もちろん長年にわたって作られた都市の顔ともいえる繁華街を,そんじょそこらのショッピング・センターと比較するのには無理があるとは思います。
天文館にあってイオンにない店,施設をあげればキリがないでしょう。
にも拘らず,何故イオンは天文館に比較しうるのか,それは買い物客に最低限必要なものがイオンにはちゃんと備わっている気がしたからです。

通路はゆったり,ひろびろ。しかも至る所にイスやベンチ,ソファー,ゴミ箱が置いてある。
しかもいかがわしいビラ+ティッシュを配っている怖そうな姉ちゃん,兄ちゃんもいない。
冷暖房は効いている。窓から時折見える櫻島の景観も悪くない。
館内を文字通り<散歩気分>でブラブラ出来る。
しかも,イオンの強みは,お客が駐車場代をまったく気にせずにブラブラできることだ。いたいだけそこにいることが出来る。
<時は金なり>の時代に生きる私たちにとって,<時間をつぶす>って最高の贅沢なのだけれど,イオンではそれが誰にでも許されている。駐車場代のことがいつも気になる天文館やアミュプラザでは,贅沢と思えることがここでは普通に出来る。そう,雨風も気にせず,時間も気にせず,しかもタダで坐っておしゃべりしながら,ぼーっとしながら,いちゃいちゃしながらただ時間をやり過ごせる,鹿児島ではとても貴重な場所(ほかに何処かあります?)に思えてきたのです。
ただ残念なことに,小さな子ども連れやティーン・エージャーが多すぎる。

年齢層が高いお客がもう少し増えて,客の年齢層のバランスがとれてきたら,つまり40以上の客が覗いてみたくなる店が増えて,建物の中に落ち着きが出てきたら,本当に悪くないと思います...

で... 私がイオンの関係者なら,撤退する三越にイオンの側に引っ越してもらいます。
「鹿児島三越さん,撤退するくらいなら,土地と建物はこっちで適当なの用意するけん,うちの隣に引っ越してこんね?」みたいな感じで(一応鹿児島弁)。
競争ではなくて,<相乗効果>が絶対に生まれると思います。
3世代で駐車場に乗り付けて,リッチなじいちゃん+ばあちゃんは三越へ,貧乏な若夫婦+子どもはイオンへ...みたいなことも可能だと思う。
後は,おじちゃん,おばちゃんが一人で,あるいはご夫婦で経営しているような,カウンターだけみたいな小さなうどん屋,居酒屋,寿司屋,喫茶店なんかにも思いっきりテナント料をサービスして入ってもらいます(だって,これらの小さなお店はテナント料を取るのが目的じゃなくて,年の入ったお客に足を運んでもらうためですから)。
近くには市場もあるので,開店前は,シャトルバスなんかを使って... 朝市なんかするのもよろしいのでは。
あと,私なら半日1000円くらいお客さんに負担してもらって,高齢者向け接待係を置くかな...
だだっ広いから,お年寄りはマゴツクと思うのよ。
だから高齢のお客さんが根付くまでは,接待係+案内係+荷物持ち+話し相手みたいな係を置いて,老人にとっての心理的敷居を低くすると思います。
もちろん一定額以上のお買い物or食事をして下さったお客には,最初に払ってもらった1000円はお返しします。
だって... 高齢者のお客を今よりほんの少しだけ取り込めば,イオンに怖い物無しだから。

どうしてこんなことを考えたかというと... 仕事の都合で天文館やアミュを歩く度に... なんか元気が感じられなくて,おそらくアミュにイオンや天文館の真似はできないし,天文館にイオンの真似はできなくても,イオンはその気なれば余裕で天文館の真似ができるな〜〜って思いまして...
まあ,天文館は私のように仕事の都合(職場が天文館とかその近辺にあるという理由)で,どうしても一定の客は確保できるから... どこか甘えがあるのでしょう。  


Posted by 日曜日 at 13:16Comments(4)

2009年04月10日

辺境としての日本,田舎者としての日本人

東京のグルメ事情についてこんな記事が配信されてます!
当たり前だろう!って思います。
つぅ〜〜か,これって東京以外の多くの町に当てはまるはず(鹿児島もそうであることを願う)。
海外の事情に特別に詳しい訳ではないけれど,日本ほど,安くて,美味くて,選択肢の広い(値段+種類において)食堂=レストランがそろっている国があるはずがないと,思います。
たしかに,日本の外食産業の充実ぶりの背後にはある貧しさがある。
家が惨めなまでに狭い,労働時間が恐ろしく長い(今日も職場からの配信です)ので,手料理で人をもてなすこと自体が中々できない。
そう,一昔前は貧しくて,外食できなかったのだけれど,最近は別の貧しさ故に外食にt頼らざるを得ない!

でもね!
日本のレストランのあの充実ぶりって,音楽,芸術,文学,思想,映画,演劇にもある程度は当てはまることだと思いますよ〜〜
日本は,従来の巨大文明圏,つまりヨーロッパから見ても,オリエントから見ても,アジアから見ても,アメリカから見ても<辺境の地>に位置することは間違いない。
だが,その辺境故に,流行に敏感(悪い点もあるけれど)で,真似がうまくて(全ては大抵真似から始まる),勤勉(もちろん良いことばかりじゃないけれど)な国民性が育つ。
他所,他者のいい所を想像力を働かせて(つまり,文化,歴史,地理的条件,人種の違いなどを乗り越えて)取り入れる,謙虚さと勇気がある(そしてこれが意外に簡単じゃないことが,欧米の諸君を見ているとよく分かります。可哀想なくらい!)!!
だから,古今東西の名作が日本語で読める。
古今東西の名作をリライトしたりすることに長けた作家や(たとえば,古今東西の作品を換骨奪胎することに異常なまでに長けていた芥川),そんな芥川やシェークスピアとかドストエフスキーを映画化して世界的な名声を得た黒澤明のようなシネアストを生み出してきた。

辺境の地としての日本,世界の田舎者としての日本人の良さに目を向けることも,<たまには>(ほんのたまにね!)悪くないと思います。
そうすると,田舎としての鹿児島の良さも,さらに実感できるかも〜〜  


Posted by 日曜日 at 23:15Comments(0)

2009年04月09日

パリの郊外をご存知?

またまた知人が送ってくれたビデオでございます。
郊外=閑静な住宅地という国にすんでいる者の目からすると,
ここで描かれている郊外(都市が荒れてくると,再開発を行い,土地の値段をつり上げて貧乏人・労働者を郊外に放り出すということをひたすら繰り返してきたフランスではありふれた風景なのかも知れません)はショッキングなまでの荒廃しています。

とはいえ,このビデオの映像,音楽には人の心をとらえる強さ(希望の現れと思いたい)があります。
ちょっと長め(5分半)ですが,ご堪能下さい。

そういえば,その聡明さでいつも私にコンプレックスを与える誰かが言ってました...
「間抜けな観光客は,パリを見てフランスを知った気になっているけれど,パリはもう死んだ街でしかない。
フランスで,もしかするとヨーロッパで本質的なこと,いいことも悪いことも本当に大事なことはすべて郊外でおこっているのさ」  


Posted by 日曜日 at 23:22Comments(0)

2009年04月08日

金井克子をご存知?

とある宴会の席でのこと...
彼女が私に訴えた... 「一回りも年上の,私の上司ったら金井克子の「他人の関係」の「パッパ,パヤッパ」の振り付けを知らないってバカにするんです。でも上司より一回りも若いのって... 私のせいじゃないですよね...」
この一言で,彼女を可哀想と思い以上に,<懐かしいもの>がこみ上げて参りました...

あなたは懐かしさに浸りますか?
それとも彼女の大人の魅力に酔い,意味深の歌詞に動揺しますか?
それでは... ご堪能下さい!
レコード大賞ヴァージョン紅白歌合戦ヴァージョンがございます(水前寺清子は... 子供に一緒に振り付けを真似するように進めてますが... 歌詞からして... 果たして適切なアドヴァイスかどうか疑問でございます)。  


Posted by 日曜日 at 23:07Comments(0)

2009年04月07日

ドロドロの愛欲ドラマはお好き?加賀まりこはお好き?

先日,某所で戦後日本映画の名匠の一人,篠田正浩の『美しさと哀しみと』を鑑賞。
濃い映画だし,じっくり語りたいのですが,諸般の事情で(貧乏サラリーマンは悲し!)熱く語れないのですが,すばらしい映画です。

八千草薫の美しさも,相も変わらぬ杉村春子の完璧な演技(まさに神業!),嫉妬という妄念に溺れる渡辺美佐子の(私から観れば)意外な役回りも,山村聰のいつもの三文役者ぶりも観ていてとても楽しいのですが,やっぱり特筆すべきは,登場人物のあいだで繰り広げられる,ドロドロの愛欲ドラマです。
八千草薫演じる画家上野音子は,十数年前つまり彼女が16~7才の時に,新進小説家大木年雄と恋愛関係に落ちます。そして,年雄には妻子があることを知りながら,彼の子を産み落とします。子供は生後すぐに亡くなます。その哀しみのため錯乱状態に陥った音子は自殺を図り,遂には半年間精神病院に拘禁されてしまいます。
一方,年雄は音子との常時を赤裸々に語った小説『十六七才の女』を執筆。妻の文子は,音子の母(杉村春子)妻が音子の容態を知らせる年雄宛の手紙で,夫と少女との情事のいきさつ全てを知ってしまいます。そして,嫉妬と怒りのあまり,思わず舌を噛み切ってしまいます。その後は,年雄が音子の情事を語った小説のタイプ打ちを執拗に行おうとし,ますます嫉妬に狂います。

さて...
十数年後,所用で京都を訪れた年雄は音子と連絡を取り,「共に除夜の鐘を聞こう」と提案。
提案を受けた音子は,料亭に彼女の内弟子,坂見けい子(加賀まりこ)を同伴させます。
年雄はけい子の美しさと若さに惹かれます,一方,けい子は師匠と年雄はかつて恋愛関係にあったばかりか,師匠はいまだに年雄を愛していることを察知したけい子は,年雄一家への復讐を誓います。
どのように?... つまり,年雄と,その息子太一郎を誘惑し,その詳細を二人の妻=母である文子に知らせることによって
何故...
愛故に...
実は,けい子は音子の内弟子として生活を共にしているばかりでなく,<愛人/恋人>としてベッドを夜を共に過ごす中でもあるのです...

ですから,この映画の見せ場の一つは,女盛りの八千草薫と若さと瑞々しさで観るものを圧倒する加賀まりこの濃厚な情事,きわどい言葉のやり取りが観られます。

でも,一番の見物は加賀まりこの圧倒的な存在感でしょう。
若く,美しくだけでなく,危険な妖艶ぶり完璧に演じている彼女を映像に残しただけで,この映画は日本映画史に残る価値がある作品だと思います(いまだに,「お口はイヤ」とか「お口でお願い」といったセリフや,八千草薫に向けた「先生の身体って熱い...」,といったセリフを独特のセリフ回しで語る彼女の声が耳にこだましてます)。
映画では,大木年雄の息子太一郎とタクシーに乗っている場面での,彼女の美しさには思わずため息が出ます。
さすが,映像美にこだわり続けた篠田正浩でございます!

こんな凄い女優が日本にいたんですね〜〜


ネットでも鑑賞できるようですので,お時間のあることは是非どうぞ!  


Posted by 日曜日 at 22:48Comments(0)

2009年04月06日

タンゴはお好き?

「おいら,スペイン語は一言も分かんないんだ。<こんにちは>,<さようなら>さえも知らないんだ。でもこの歌を聴く度に,胸が一杯になって,目頭があつくなるんだ... 」
「それがタンゴってものなのよ」
数年前,初対面の誰かと,こんな会話を交わしたことを覚えております...
ご堪能頂ければ幸甚でございます...
« Celos » by Gotan Project:言葉のノーブルな意味で本当に官能的な声だと思います。
音は悪いけれど... ライヴ・ヴァージョンでございます。  


Posted by 日曜日 at 22:55Comments(0)

2009年04月05日

また来年...


今年は諸般の事情(天候その他)が幸いして,鹿児島,熊本の桜を堪能できました。
家の前の庭ではまだ元気に咲いていますが...
市街ではもう,葉桜になっているようでございますね。
桜が咲いてからは,いつが見頃か,いつ散るのか,気になって気になって...
仕事も手につきませんでした。
毎年同じことの繰り返しなのにね...
我ながらあきれております。  


Posted by 日曜日 at 23:37Comments(4)

2009年04月03日

ドリカムはお好き?

先日,何気なくNHK(はい,徹頭徹尾オヤジでございます)を点けたら...
彼女,吉田美和の歌声...
番組の途中からで,歌も1〜2曲しか聞けなかったし,番組の名前も分からないのだけれど...
CDもDVD(コピーさえも)も持ってないし,コンサートにも行ったことがないけれど...
TVで二人が歌っている姿を見る度に,何をしていようと,誰といようと,何かに取り憑かれてしまったように<心が正座>してして,思わず画面を見入ってしまう。

たとえばサザン,何時,どんな歌を聴いても(たとえ最近の歌でも),心はウン十年前の若かりし頃に戻ってしまう(還暦を目前にしながら,サザンをカーステレオでガンガンにかけて,夜の街をドライブしている人を知ってます)。
おそらくユーミンもそんな感じ。おそらく最近ユーミンが冴えないのは,みんなは若かりし頃のユーミン(というか多摩美の荒井由美)のままでいて欲しいのに,自分で勝手に老け込んで,おばさんユーミンにギアチェンジしようとしたからだろう(と私は勝手に思い込んでます)。
一方で,<年齢>を感じさせない歌手がいる。
一流の演歌歌手(都はるみとか石川さゆり),彼女たちは年齢を超えた(そして時には性別をも超えた),女性というか人間のあるこころのあり方,断片(待つ女,嫉妬する女,恋する女)をドラマチックに演出して見せる。そのせいだろうか,今も昔も彼女たちの歌いっぷりに変わりはない。声の衰えさえも,あまりに人間的なこととして,私たちはすんなり受け入れてしますから(若い頃の都はるみよりも今の歌い方の方が,私の心にはより切なく響く)。
その典型が中島みゆきだろう。
彼女には年齢がない。<愛すること>の栄光を悲惨を執拗に歌う彼女に年齢はない。人間である以上,出家でもしないかぎり,ずっと<あれ>とはつきあっていかなければならないのだから。

こんな彼ら,そしてとりわけ昭和の歌姫たちと吉田美和を並べてみると,彼女の個性がいっそう引き立つ気がする。
そう,彼女は年齢に応じて恋の歌を歌い分けることができる。
20代の時には20代ならではの恋の歌,30代になると30代ならではの恋の歌,そして30代後半になると30代後半でしか歌えない恋の歌を。
そして,上にも書いたように日本の歌謡界ではこれってけっこう貴重な才能のようが気がします。

そんな印象を強くしたのが,その晩途中から聞いた「やさしいキスをして」という歌でございました。
他愛もない歌詞,うろ覚えなのですが「眠りに落ちる前にやさしいキスをする」とか「肩を抱く」とか「髪を撫でる」とか...そんな歌詞です。
でも... 彼女が歌うと,若い人から見るとそんな他愛もない行為に,人間は実は途方もなく深く,濃厚な<愛情>を注ぎ込めることが,<実感>として伝わってきて,まあ... オヤジは深く深く感動してしまうわけです。
あるいは一日の最後を一緒に終えることが,愛する二人にとってはどれほど尊く素晴らしいことかが,彼女の歌う様からとてもリアルに感じられて,ただただオヤジは茫然とするしだいです。

最近はyoutubeという便利なものがありまして...
数年前の紅白歌合戦。こんなところでもまじめに演奏できてしまう所に,二人の音楽への謙虚さが窺えます。
アルバム・ヴァージョン。まとまりすぎていて... 吉田美和の巨大さが感じられないのが残念...
中村正人のギター演奏だけで... 緊張感がたまりません...
横浜でのコンサート映像... 音はイマイチだけれど,映像としては一番ソフィストケートされてます(いいという訳ではないのですが)。  


Posted by 日曜日 at 22:56Comments(0)

2009年04月02日

ザクとは違うのだよ,ザクとは...



仕事場にやってくると...
パソコンの横にこんなものが...
<ザク>とは違うし... もちろん<グフ>でもない...

周りに事情を尋ねると,ポケモン(?)の仲間(??)で
体調不良と〆切マジかで喘ぐ日曜日めに
パワーを送るために小生のデスクに馳せ参じたそうな...

かたじけない。
涙... 涙...
これで〆切が延びればいうことないのだけれど...  


Posted by 日曜日 at 22:18Comments(0)

2009年03月31日

銀行と郵便局... 通勤途中の<事件>

職場に赴く前に郵便局へ...
所用が終ったところで,窓口を立ち去ろうとすると...
定年は過ぎた者のまだまだ元気そうなご夫人の怒声が聞こえてくる...
「私は昔銀行に勤めてたのよ,銀行じゃこんな対応考えられないわ!
あやまりなさいよ〜〜!!」
怒声は窓口の若い女性職員に向けられたものらしい...
その職員の方,いつも私には可愛い笑顔でテキパキと対応して下さることもあり,
仲裁に入ろうかと思ったのだけれど,女性職員の横にはすでに上司らしき方がスタンバイされていて,
仲裁に入るタイミングを伺っている様子なので,出しゃばらずにその場を立ち去る...
そもそも文脈が分からないし,私が一言言えば... 火に油を注ぐ結末になるのは目に見ているし。

しかし不思議だ... 鹿児島でもう何年も郵便局,都市銀行,信用金庫,地方銀行...を利用していますが,
郵便局,都市銀行,信用金庫の対応に不愉快な思いをしたことはないのに,
地方銀行(健全経営の方です)に行くと10 回に8回は不愉快な思いをする... (だから可能な限りネット銀行を利用するようにしてます)

こういう光景を見ると,やはり<客商売>の給与生活者って(私もですが!)って大変だな〜〜と思ってしまいます。
やっぱり人それぞれの立場,つまり顧客の性別,年齢,容姿,フトコロ具合,タイミング,つまり,お金を預けに行くのか・払いに行くのか(罰金とか税金とか...)・下ろしに行くのか,借りに行くのか・返しに行くのか,口座を開きに行くのか・閉じに行くのかで客の感じ方,考え方はもちろん,行員の対応も微妙に違うかのでしょう。相性というのもあるし...
ちなみに私の経験では,
銀行の一番態度の良いときはお金を借りるときで,一番悪いのは返す時でございます(本当に分かりやすい人々!!!)。

何はともあれ,アクシデントにめげず,郵便局のお客さんも職員さんも,お二人とも良い日を送れていればよいのだけれど...  


Posted by 日曜日 at 23:17Comments(0)

2009年03月30日

年度末の通勤風景...

こんばんは...
今日は訳ありで...
秘密(?)の雑木林を抜けてバス通りへ...
ウグイスの声があちこちにこだまする...
雑木林を抜けて,バス通りに出ると...
道路の拡幅工事が終ってました。
そういえば明日で年度末... なるほどね〜〜
でも道路と一緒に歩道も広くなっていたので<よし>と致しましょう。
ではまた〜〜  


Posted by 日曜日 at 21:55Comments(0)

2009年03月25日

農薬について... 妄想だといいのだけれど...

新聞を読んでおりますと...
以下のようなグラフを発見致しました...

2006年における世界の4大農薬マーケット(除草剤,殺虫剤,殺菌剤など)
アメリカ:47億ユーロ
ブラジル:30億ユーロ
日本  :23億ユーロ
フランス:18億ユーロ

これって...
面白くない?恐ろしいほど,身の毛がよだつほど面白くない?
ちなみにこのグラフが載っていた新聞は,ル・モンド国際版(週刊,2009年3月7日号,鹿児島では紀伊国屋書店で簡単に買えます)でございます。

一応,確認ですが,総務省統計局の2008年度版の資料,その名も『世界の統計:2008』によりますと...
日本の国土面積は377,907km2,アメリカが9,629,091km2(およそ日本の25倍),ブラジルが8,514,877km2(23倍),あのフランスにしたって551,500km2(1.5倍)でございます。
耕地だと... 日本が4,360,000ヘクタール
アメリカが... 174,448,000ヘクタール(日本の40倍!),ブラジルが59,000,000ヘクタール(日本の14倍),フランスが18,507,000ヘクタール(日本の4倍)...
どうして?なんで,こんな国に,つまりは狭くて食料自給率が先進国の中では異様なまでに低いこの国に,こんなに大きな農薬のマーケットが存在するわけ?
農業関係者の方,誰か教えておくんなさい!
まあ,化学は日本の得意分野だから農薬を大量に輸出しているんでしょう...
ね,そう信じたいよね!

ちなみに,ネットサーフィンしながら見つけた国際短期大学埼玉学院所属(当時)大野博之先生が1997年に発表された「農業政策と環境政策の一体化についての一考察」という論文によりますと... (かなり古い資料だけれど...)
日本では10アールあたり,アメリカの10倍,フランスの2倍の農薬が使われているという表が掲載されていました...
この論文が発表されて10余年... 状況は飛躍的に改善... されていると信じたいです...
でなきゃ,明日から何を食べればいいのよ?

因に...(真綿で首を絞めるような話し方で申し訳ない...)
農薬工業会平成16年度の資料というのを見てみますと... 国内の天候の話は頻繁に出てくるのに,<輸出>にかんする話がまったく出てこない... 何でよ?つまり... この資料の文面からは,どうもこの資料で話題になってる農薬は全て国内消費向けであると理解せざるを得ません...(ギョエ〜〜)
でもって,さらについでに申し述べますと(調べたことは吐き出さないと落ち着かない性分なので許してケロ),この資料によれば,
平成16年には24万4000トンの農薬(こんな狭い国の狭い農地にだよ!),額にして3,344億円(!)の農薬が出荷されております...(もっと新しい資料は同工業会のHPに掲載されていますが,扱いが面倒いので,ちょっと古い資料を使いました。なにせ,素人なんで,お許しあれ!)

ってことはまあ,1ユーロを何円(140~150円程度が妥当?)に換算するかで,話はややこしくなりそうですが,冒頭の新聞の数字について考えると,23万ユーロ分の農薬というのはほぼ全てが...国内で消費されていると考えた方がよさそうですね。
すると...今までの小1時間に渡るネットーサフィンの結果をまとめますと
1)日本では極めて狭い耕地に大量の農薬が投下されている
2)しかも...どうも日本の農薬は諸外国に比べて高いようだ(理由は分かりません)
つまり,2重の意味で,つまり農薬漬けの高い農産物をあてがわれているという点で,日本の消費者はとてもバカを見ている...
という結果に至ってしまいました...

お願いです,誰か「日曜日の言っていることは,まったく現実にマッチしてない,日曜日は大たわけ者じゃ!」と納得させて下さい...
でなきゃ... 今日からオイラは何を喰えばいいのよ。
まさか,新潟産のコシヒカリより,アメリカ産の小麦でできたカップ麺の方がヘルシーとか... まさかね...  


Posted by 日曜日 at 21:25Comments(0)

2009年03月23日

ファースト・フード帝国と空の旅

飛行機での移動の連続のしこりがまだ完全に取れておりません。
ってなわけで,今日もまた<飛行機もの>のお題でございます。

今日のエントリーのタイトルは,一昔日本でも話題になったエリック・シュローサー著『ファースト・フードネーション』という本のもじりでございます。翻訳があるのに.. 邦題が思い出せない... 面白い本です,食に興味のある善男善女,食にこだわりのある主婦の皆様はご一読を。そして諸般の事情(料理を作るのが面倒臭い,献立を考えるのが鬱陶しい,手元不如意)で子供さんをよくマクドに連れて行かれる,ママ&パパは是非(!)ご一読を!
この本はアメリカのファースト・フード産業,とりわけマクドナルドに関する大変興味深い本でございました(この本が話題になった後でも,日本マクドナルドは至る所に出店を認められ,売り上げは伸び続け,株価は上がり続けている... 恐ろしや日本のサービス産業)。

さてアメリカがファースト・フードネーション,つまりはファースト・フード国家なら,日本は<ファースト・フード帝国>なのだと思います。
うどん,そばに代表されるように古来から日本ほど廉価で暖かくてヘルシー,しかも具を変えるだけでヴァラエティーに富んだファースト・フードが浸透している国は珍しいと思います。
その素地があったからこそ,ハンバーガー以前に,ラーメン,カレーライス,ハヤシライスなどが日本であれほど容易に受け入れられたのだと思います(専門家でないので,間違っていたら,ご免)。
さらに,この国にはお団子,焼き鳥,おにぎり,などなど携帯性に優れた食品が数多くある。
その極みが,あの狭い空間にあれだけたくさんの食材+料理を詰め込んだ<お弁当>であることは間違いありません。

先日も,とある外国の首都最大の書店をぶらついていおりましたら,<OBENTO>なる本が平積みにされておりました。
もちろん,本当のお弁当の恩恵を浴している私からすると,その国の食材+主婦/主夫の技術でも出来る<弁当もどき>の紹介にしかすぎないのですが(そこの所は温かい目で見守ってあげましょう)...
それでも,自国の食文化に頑迷ともいえるほどのプライドを持つこの国が,日本の食文化とは寿司,刺身,天ぷら,しゃぶしゃぶ... だけではないことにようやく気がつきはじめたことに,軽い驚きと感動を覚えた次第でございます。
「本当の意味での日本の食文化がようやく,海外の先進国でもかなりまじめに紹介されはじめているのだな〜〜」と...
恥ずかしながら,正真正銘の田舎者がたまに海外に出ると,どうしても愛国センサーが過敏に反応してしまいます。どうぞ皆様他山の石にして下さい。

さてさて,それにもかかわらず!かような文化的なバックボーン+技術的蓄積があるにもかかわらず!
日本の航空会社の機内食は本当に不味い(もちろんエコノミーの話しでございます)!
不味すぎる。
しかも不思議なのは... 日本から出かけていくと,大抵往路の食事よりも,復路の食事の方がましに思える点です。
どうしてソウルやハワイや香港やパリやフランクフルトで作った機内食の方が,成田や関空近辺の工場で製造される機内食より美味い(ではなくて... 不味くない)のでしょう?

で,いっそのこと提案なのですが,エコノミーに関しては全面的に機内食を廃止してはいかがでしょう?
その代わりに,搭乗口付近におにぎり,弁当などに特化したコンビニを出店させる(もちろん機内で食するためです)。
あるいは,そんじょそこらのショッピング・モールにあるフード・コートのようなものを作って,それをテイクアウト(容器,食器はちょっと工夫すればすぐにいいものが出来るでしょう)できるようにする。
そうすると... 客室乗務員の数も今よりは少なくできるだろうし,機内食関連の経費もなくなるわけで,航空運賃も安くなる!
なによりも機内食の不味さと,悪臭にも似た匂いから解放される!

デジタル技術の革新以前,乗客は機内のスクリーンに映し出される映像を見ているしかなかった。
それが今では,数十種類の映画,アニメ,ドラマ,ゲームの中から,乗客は好きなメニューを選んで楽しむことが出来る。
機内では,読書と音楽を除き,ほぼ同じことをせざるを得ない状況から,近年乗客はようやく解放されました。
ほぼ同じものを(しかもくどいけれど,本当に不味い!)食さざるをえない状況から,乗客を解放することを,航空各社はそろそろ真剣に考えてもいいのではなでしょうか?  


Posted by 日曜日 at 22:58Comments(4)