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Posted by チェスト at

2009年09月16日

裏切り

民主党政権が誕生したらしい。
民主党のみなさんが党本部でお話しになるとき,「国民の生活が第一」と書かれた壁の前で,皆さん口を揃えて「国民本位,国民の生活が第一!」っておっしゃてる。
確かに,今の日本には生活に本当に困っている方や,明日の生活への不安に脅かされている方々がいるのはよく分かっているつもりだ。私も,構造不況業種に身を置くサラリーマン。働けど,働けど...という虚しさはイヤというほどよく分かっている。
でも,今日日テレビを見たり,新聞を読んでいるとイヤというほど耳にし,目にする「国民本位」という言葉... これほど繰り返されると「先生方,ちょっとまった」と言いたくなる。
その理由はとりあえず二つ。
一つ目は「国民ってだれよ」っていう素朴な疑問。
同じ「国民」でも,年収4000万円の人と年収300万の人は同じ風景を見ているのだろうか?
同じ「国民」,同じ年収500万円でも,すべての年収を税務署から把握されているサラリーマンと,節税という名の合法的な脱税が許されている自営業や,農家の方が,同じ生活感覚を持っているとはとても思えない。
同じサラリーマンでも,鉄道会社に勤める方,自動車メーカーに勤める方,農協にお勤めの方の世界観,未来への展望,利害はまったく違うだろう。
同じ国民でも,子育てを終え,住宅ローンを払い終えた方,大学受験を抱える高校生がいる方では当然将来への危機感覚が違うに違いない。
本来は<国民>の間で限られたパイを分配し,<国民>の中の誰にいろいろなコストをご負担いただくかを決めるのが政治ではないのだろうか。
これから民主党の政治スタイルが明らかになるにつれ,民主党にとって誰が<国民>なのか徐々に明らかになっていくのだろう。

でも...一番の問題は... 今の民主党には<夢>がないということ。
<景気>,<家計>,<懐具合>が大事なのはよく分かっている。というか,これが大事なのは誰よりも分かっているつもりだ(ルンペンサラリーマンだからね,私は!)
でも,しかしである!あえて言いたい。「人はパンのみに生きるにあらず」だと。
今回の衆議院選挙は<小さな革命>だと言ったのは確か,鳩山氏自身ではなかったか!
しかし<価値>のない,夢のない,理想のない革命って,何よ?そんなのってありうるのだろうか?
懐具合だけのための革命なんて,まっぴらご免でございます。
「何も変わらないためなら(=これ以上生活レベルが下がらないなら),すべてを変えたっていい」と,これまでさんざん自民党におんぶにだっこしてもらってきた人々(お医者さん,農家の皆さん,自営の皆さんなど)が自民党をドブに捨てたってことでしょう。

だからこそ,民主党の先生方には,今回自民党から民主党に寝返った多くの日和見選挙民が後悔するくらいの,野心的で,<徳>を目指した政治を目指して頂きたいと思います。
理想のための<裏切り>が見てみたい。
くどいけれど,<理想>があっての変革である。
くどいけれど「人はパンのみに生きるにあらず」である!  


Posted by 日曜日 at 22:56Comments(0)

2009年09月04日

どきどき,そわそわ...

もうちょっと!で終るはずの仕事に取り組んではや... 1週間...
そんな時に...
こんなニュースが...
今日の午後,平常心を保って仕事できるかしら... 自信がありません。  
タグ :森高千里


Posted by 日曜日 at 14:40Comments(0)

2009年09月03日

フォトブック,あるいは失敗写真は存在しない...

眠たい...
それには理由があって... <敬老の日>が近づいてきたから。
毎年何を贈るか/送るか頭を痛めていたのだが... カメラ屋さんがその問題を解決してくれた。
<フォトブック>だ。
昨年は初めてだったので,一番小さなサイズにした。まさしく『スモール・イズ・ビューティフル』(若い人には,古い標語でご免なさい)。

出来映えは... 昔の人は本当にいいことを言ったものだ!
<馬子にも衣装>。きちんと装丁すると数枚の失敗写真や,ピンぼけ写真もそれなりの<味わい>を醸し出してくれるから不思議です。
まさしく<失敗写真は存在しない>(愛読しているセルジュ・ティスロンの写真論をもじって作り出した標語です。中々いい標語だと思っているのですが... いかがでしょう)。

さて今年は... 春に知人が(まあ,実家がフランスでもっと豊かな市町村にあるせいもあるのだろうけれど),「我が家+オラが国ではA4サイズのフォトブックが主流だよ」とアドヴァイスしてくれたので,今年はA4サイズに挑戦。
適当に2〜30枚選べばいいやと思っていたのですが,送り先によって微妙に写真の選択を変える必要があって(一応... 孝行息子なので... フォトブックだとこういう気配りもコストゼロで出来ちゃいます)... 準備に時間がかかってしまった。
後は,カメラ屋さんにデータを持っていって,注文するだけ。
それに,このプレゼント,子供がいない人にも出来ると思います,今年訪れた場所,食べ歩きした場所,食べたものと自分のスナップなんかを適当に纏めてフォトブックにしておじいちゃん,おばあちゃんに送って/贈ってあげたら,結構喜ばれんじゃないかしら... (試したことはないけれど)
しかも写真選びをすることで,この一年間に撮った写真を眺めることで,夏の終わりにしんみり,じっくり一年を振り返ることができます。秋の夜長にみなさんもいかが?  


Posted by 日曜日 at 09:00Comments(2)

2009年08月31日

2009年8月30日雑感...

こんばんは,皆様お元気ですか...
仕事がおしているので簡単な感想だけ...
選挙結果には満足してます。だって選挙の基本って「何かを変える」ためでしょう。うまく行かなきゃまた考えましょう。
テレビを見ていての感想。いわゆる「政治評論家」の慌て方が面白かったです。まあ,自民党とのコネだけで商売できたんだから。あとは,適当に新聞を読んでいればいいだけ。日本でも稀なラクチン商売かも。それがこれからはそう簡単ではない。政治家の世代交代も大事だけれど... 政治評論家の世代交代もお願いしたい。
それにちなんで... どこかの討論番組で田原総一朗が,安倍元総理をつかまえて「この人は俺が頼んだから出てくれたんだ」「この人には何でも聞けるんだ」と発言したり,管義偉氏に向かって「おつかれさま,〔激戦だったので〕ひやひやしました」と言っていた。これってディレクターに対するメッセージなのかしら... つまり,俺はまだまだ使えるぞっていう... だって,民主党からすれば,自民党とのパイプをバックに,テレビでさんざん民主,社民をバカにしてきたこの手の輩って,もう2度と顔見たくないでしょう... 私が民主党の広報だったら絶対に圧力をかける!だからそれを見越しての,先程の発言かと...
自民党の比例の当選者って,小選挙区で負けたいわゆる大物=高齢者議員... 普通なら,経験不足だったり,地元への強固な基盤がまだできていない若手議員+候補が小選挙区で落ちた場合のセイフティーネットが比例区だと思っていたのだけれど... 比例の自民当選者を見ていると... どうやら比例区というのは,老人議員の延命装置にすぎないようです。党内で若手のケアが出来ない老人たちが,この国の若者に有効な政策が打てるかと問われると... <???>とか<XXX>って思う人が多いんじゃないかしら...
自民党の小選挙区で当選した人たちはもっとすごい,森喜朗,安倍晋三,福田康夫...いわゆるもう2度と顔を見たくない元総理ばかり+小泉ジュニア(!)... この結果,本当に笑えます...
さて,自民党,だれが党の舵取りをするのやら... 15年前くらいにフランス社会党も歴史的敗北を喫したことがあって... 誰も党のトップや大統領候補になりたがらない時に,「俺でいいんならやってもいいよ」と言ったのが,当時から見ると憎まれ役のミッテラン大統領の懐刀の一人,すでに<過去の人>と目されていたリオネル・ジョスパン(Lionel Jospin)だった。大敗を喫すると思われた95年の大統領選で,シラク相手に大善戦,そして2年後の97年に総選挙に勝って,彼は政敵シラクの下で<社共>(!)の連立政権を組むことになった。そして一応彼はフランスの社会,経済を一応立て直し,雇用不安をある程度は解消することになった... 「頑張れ新しい自民党!」と,とりあえずは言っておきましょう。
小沢氏はこれから,壊滅しそうな自民党にどんな寝技をかけるのかしら...   


Posted by 日曜日 at 22:51Comments(0)

2009年08月27日

命もお金も大事にしようね

朝夕は若干過ごしやすくなったのでしょうか...
昼間はパソコンのおもり(仕事です...)夜はテレビ+パソコンのおもり。つまり,ホークスの応援でございます... しかし昨日,一昨日の連敗は痛い... っていうか... 昨日の最終回は小久保に送りバントをさせて欲しかった。彼なら状況を理解してきっちり送ってくれたはず。城所の盗塁はベンチのサインだとしたら... 素人がおこがましいけれど... <?>です。

さて,昨日,鹿児島一区から立候補しているとある候補から葉書が来ました。皆さんの所にも届いているのでしょうか?
内容は... うろ覚えですが... 「苦戦しているけれど,命をかけて戦っているから,応援してくれ」との内容だったと思います。いい大人が軽々しく<命がけ>などと言う言葉を使うものではない思います。しかも,選挙に落ちたり,政権が変わるのは,民主主義の基本です。
政治のプロだからこそ,選挙ごときに命をかけないでいただきたい。多くの方々が,日々<必死>で生きているのがこの候補者にはお分かりか?
議員でなくても政治活動は出来る。これも民主主義の基本だと思います(不肖私も,30日に投票することで<政治活動>をするつもりです)。自分の考えを国の,地域の政治に反映させたければ,本を書いたって,講演会を開いたって,支持者を廻ったり,ブログを運営したりすることでも不可能ではない。そして4年後を期せばいいだけの話です。
そもそも... この候補者が送るつけてきた葉書代,印刷費や郵送費は<誰のお金>を使って賄っているのでしょうか。
80円稼ぐのがどれだけ大変か!この候補者はお分かりか?
命もだけれど,お金も大事に致しましょう。  


Posted by 日曜日 at 12:05Comments(0)

2009年08月20日

おフランスの新学期...

おはようございます。
総選挙... 新聞は経済欄しか読まず,テレビは野球とアニメしか見ないオヤジとしては,イマイチ盛り上がっていないのですが...
巷の噂ででは,今回の選挙の争点の1つが年金=子育て支援(つまりは年金の掛け金や税金を払ってくれる頭数を増やすために「産めよ増やせよ」,ということなのでしょう... 個人的に誰と何人子供を作ろうが作らなかろうと,個人の自由だと思うのですが...)とのこと...
で,こんな記事が配信されて参りましたので,ご参考までに...

仏で新学期手当支給開始8月19日から

9月からの新学期開始を控えて、今年も8月19日から通学生を持つ家庭
に対して、学用品や衣服購入など新学期準備のための新学期手当の支
給が始まります。支給額は2008年から年齢別になり、6から10才で280.76
ユーロ、11から14才で296.22ユーロ、15から18才で306.51ユーロと高学
年になるほど金額が増えます。ただ、所得制限があり、2007年の手取り
が子供1人の世帯で22,321ユーロ、子供2人では27,472ユーロ未満です。
2008年には290万人に15億ユーロが支給されています。手当は昨年に比
べて3%増加していますが、学用品の価格は逆に学年によっては、175ユ
ーロと9%近く下がっています。


興味のあるかたはこちらをどうぞ...
為替の変動が激しすぎて,1ユーロが何円か分からなくなっている方はこちらをどうぞ。  


Posted by 日曜日 at 10:06Comments(0)

2009年08月17日

ランチ...

お久しぶりでございます。
鹿児島の皆様はお元気でいらっしゃいますか?
ランチタイムにとっても興味深い記事を発見致しました。
選挙も近いようですし,皆様のご参考になれば幸甚です。  


Posted by 日曜日 at 14:46Comments(0)

2009年08月04日

すべては自民・公明が野党になることから始まる

各党のマニフェストが出そろったようで,いろいろな所で<評価>が行われているらしい...
選挙前だから,各メディアは与野党のどちらか,あるいはどこかに肩入れしないようにとても気を使っている。
ただ,今回に限って言えば,「全ては自民・公民を与党の座からひきずりおろすことからすべてが始まる」のだと思う。
あまりに当たり前で,誰も口にしないがバブル期+バブル直後のわずかな例外を除いて,この国では<政権交代>が行われたことがない。
バブル期の政権交代だって気がついたら政権が変わってた...って感じじゃなかったかしら(当時,私は日本を離れていて,日本のメディアに触れることがなかったので,実はこの時期のことって何も知らないんだけれど)。
で,この国では誰も<政権交代>に慣れていないし,どんなものか知らない。
そして,そのせいであと1ヶ月足らずで総選挙誰にも関わらず,あたかも誰もが<政権交代こそ民主主義の基本>であることを忘れてしまったかのように右往左往(メディアも含めて)している。
だから,今回の選挙はみんなが民主主義の基本を学び直す意味でとてもいい機会だと思ってます。
ここ数週間の与党,とりわけ自民党慌てぶりを見ていると,この国では民主主義を一番大事にしないと行けない人たち(だって,そのおかげで彼らはこれまで食ってこられたのだから!)が,民主主義の基本を全く理解していないことが,あからさまに伝わってくる。イタイ。
どうして,党総裁の下に結束して粛々と選挙運動をして,4年後を期すという<政治家として当たり前のこと>ができないのかしら?議員としてのプライドはないのかしら?
その点,公明党は好きじゃないけれど,組織力がしっかりしているせいかしら,自民党に比べると落ちつているというか,全然ぶれていない。ある意味立派だと思う。
今回の選挙は,議員さんも,メディアも,経済界も,官僚も,地方もそしてわれわれも,<民主主義の世の中ってのはコロコロ政権が変わって慌ただしい世の中>であることを知る良い機会だと思う。
特に自民党の皆さんは,民主党の批判(だけならゆるそう)と真似(みっともないと思う)をするのではなくて,一回下野して,じっくり21世紀における保守政党とは何を提案すべきか勉強しなおして貰いたい。
とりあえず,政権が変わって,それでも日本が沈まない(これ以上はさすがに誰がやっても沈まないでしょう)ことが分かれば,みんなにとっていい経験+薬になると思います。
では,仕事に戻ります。  


Posted by 日曜日 at 15:27Comments(0)

2009年07月31日

疲労骨折...

先週末から,実は左の脇腹当たりに,いままで感じたことのない痛みが...
月曜の夜,知り合いの内科医に相談。患部を触ってもらったら... 一発でツボにミート(流石!このテクニックを私のような年老いた患者さん相手にしか使わないのはもったいない!と一瞬考えてしまった自分が恥ずかしい...)。
飛び上がるほど痛かった。
で...「たぶん肋骨にヒビでも入ってるんでしょう... 整形外科だとあなたもよくご存知のN女医の専門が整形外科ですが...」とニコニコしながら語る彼(どうしてこんな重大なことをニコニコしながら言えるのか?)。
「いや,その... 近所の整形外科に行ってみます。」
「うん,それでいいでしょう。整形外科はどこもそう違いないから...」
という訳で今日の午前中,近所の整形外科に行って参りました。
ゴージャスな内装,病院の待ち合いでなにが苦痛かというと,下らないワイドショーかアンパンマンのビデオが大音量で流れていることなのですが...
今日行った病院では,『ナショナル・ジェオグラフィック』のDVDが流れてました... しかも至る所に案内嬢がいて,お茶汲み(待ち合いの患者さんにお菓子andお茶orコーヒを振る舞うのが仕事らしい)の姉ちゃんまでいた!
日本の医療システム,どっか間違っていると思う(私の保険料をお茶汲みの姉ちゃんのために使って欲しくないです。たとえどんなに美人でも... )。
...そうそう,診察結果ですが... 肋骨のひびや骨折は肺と重なってレントゲンではよく分からんそうな(ならあんなにパシャパシャレントゲンとらないでくれ!お宮参りではないのだ!)。
ただ,私のここ1週間の具体的な活動(あんなことして,こんなことしてみたいな)と痛がり方からして,「おそらく肋骨の疲労骨折でしょう。なるべく痛くない生活してれば,2週間で治ります。これで私からはおしまいです。お大事に。ご苦労様でした」とのこと。
痛み止めさえもらえませんでした(日本の医療システム,どっか間違っていると思う!だって骨折だよ,一応!!)。
整形外科って少し小馬鹿にしてたんですが(だってレントゲン写真見れば誰だってどこが折れてるか分かります!),今日のお医者さんは中々面白い人でした。
しかし,なんで病院にお茶汲み姉ちゃんがいるわけ... !? 日本の医療システム,どっか間違っていると思う!!!

というわけで,しばらく静かに過ごしたいと思います。  


Posted by 日曜日 at 12:23Comments(2)

2009年07月24日

お金持ちの言い分と貧乏人の現実

昨日,こんなニュースを目にした...
【2009衆院選 どうなる経済】来年度 GDP押し上げ0・1%野村証券金融経済研究所は22日、民主党政権が誕生した場合、その経済財政政策による実質GDP(国内総生産)成長率の押し上げ効果は、平成22年度で0・1%、23年度で0・4%にとどまるとの試算をまとめた。「子ども手当」などで個人消費が押し上げられる一方、景気に“即効性”がある公共事業が削減される可能性があり、「効果は限定的」とみている。
 月額2万6000円の子ども手当のほか、高速道路無料化やガソリン税などの暫定税率廃止により、個人消費が22年度に0・3%、23年度に0・5%押し上げられると試算。一方で、公務員の人件費削減などによるマイナスを差し引くと、押し上げ効果は22年度で0・3%、23年度で0・4%にとどまる。
 一方、公共事業の伸び率は22年度に4・6%、23年度は1・0%成長率を押し下げられるとみている。
 特に、22年度のGDP押し上げ効果がわずか0・1%にとどまる理由について、野村証券金融研の木内登英経済調査部長は「実施が予定されているのは、子ども手当の半額(月額1万3000円)や暫定税率廃止など、民主党の掲げる経済対策の4割にすぎない」としている。
 22年7月に実施される参院選を意識し、民主党が政策を前倒し実施する可能性もあるが、逆に自民党があいまいと批判している「財源」の確保でつまずき、「規模が減額される可能性もある」(木内氏)とみている。

リンク先はこちら
これを読んでいるうちにって...数年前というか前回の総選挙の時に... 小泉純一郎率いる自民党の幹部や,竹中平蔵が一生懸命に云っていたことを思い出した。
連中曰く,「どんどん規制緩和して,日本をアメリカみたいな国にしなきゃ,日本の未来はない!アメリカを見ろ,あの国では経済成長率が5%もあるじゃないか。日本の成長率が低いのは規制緩和が十分じゃないからだ。そして日本がアメリカのような国になるには,どうしても郵便局を民営化しなくてはならないのだ!」
そして,その結果がこの有様だ。
当時アメリカでは日本よりも経済成長率が高かったのは確かだろう。だが,当時の自民党の皆さんも,財界の方々もかの国の経済成長率は<誰>が豊かになることによって達成されたかを,明確にしなかった。
もちろん,この成長率は<富裕層>や,株や投資信託をやっている人がますます豊かになったことによって達成された,貧乏人(トクヴィルの見事な表現に寄れば,私のように働かないと食って行けない人)の生活が楽になった結果ではないのだ。
民主党政権が成立することによって<日本の>経済成長率がたとえ,0.1%だとしても,それはほとんど何も意味しない。民主党が訴える「月額2万6000円の子ども手当のほか、高速道路無料化やガソリン税などの暫定税率廃止」が<誰のためになるのか?>ということが問題ではないだろうか?そして,本当に大事な問いは,これらの政策が,どれだけ経済成長率を押し上げるかよりも,どのような社会的な効果を産むのか(例えば,不況に苦しむ人々が少しでも<生活が楽になった>と感じるとか)ということではないのだろうか?
そしてこの問題に,引用した野村証券金融経済の研究所の調査は全く答えていない。  


Posted by 日曜日 at 10:48Comments(0)

2009年07月13日

雑草としての自由民主党+公明党

お久しぶりでございます。
ブログなんて書いてる暇はないのですが... 東京都議選の結果が凄すぎて,黙っていることが出来ませんでした。
率直な意見を述べると... 結果に驚愕しています。
やっぱり自民党は強い。公明党は凄い。
集票マシーン=利権団体が,国土の津々浦々に張り巡らされ,未だにそこそこ機能している党はやっぱり強い。正直,寒心=感心しました。
今の自民党,問題はあるけれど,この経済危機の仲とりあえず財布の紐を緩めたのは(=ばらまき予算を組んだ)のは仕方のないことだと思う。確かにヴィジョンはない。その場しのぎの政策だ。でも,この国の政治には誰もヴィジョンなんて求めなてないし,求めてもいけない(それだけの能力が政治家=有権者にないのだから)のだから。
ばらまき予算のおかげで,路頭に迷わずにすんだり,会社が倒産せずにすんだケースも少なくないのかもしれない。
一方,東京都の状況は国政レベルとは多い違う気がする。
自民公明両党+石原都知事には,攻撃される種が沢山あったはずだ。国政レベルよりももっと厳しい状況に置かれていた。
1000億円(!)の累積赤字を抱える新銀行東京の再建問題,築地市場の強引な移転問題,全く盛り上がりの気配さえ見せないオリンピックの招致問題,しかもいずれも<金と土地がらみの問題>,誰かが精査すればどこかの知事一族,議員一族との利権がわんさか出てきそうな問題だ。
にも関わらずである!!!
自民党はたったの10議席しか減らさなかった!
公明党は1議席増やした上に全員当選である。しかも,「生活を守る」という党のキャッチフレーズを使ってだ(どこの広告会社に頼んだのかは分からないけれど,このキャッチフレーズを提案する広告会社も凄いけれど,呑んでしまう党の広報部も凄い!凄すぎ!)
一方,民主党は大躍進には違いないけれど,『朝日新聞』が信じたがっているように<圧勝>とはほど遠い。
そもそも,単独過半数でもないのに<圧勝>って言葉はないだろう。今日の朝刊見た時は... 正直『朝日』解約して日経に新聞を変えようかと思いました(編集部では国語辞典使ってないわけ?)!!!

これが国政選挙となると,
<選挙>とえいば反射的に(=文字通り何も考えずに)自民党もしくは公明党に一票入れちゃう人や,さまざまなしがらみで自民党に投票せざるを得ないが,地方=私たちの周りにはわんさかといるわけで...
次の総選挙,やっぱり勝つのは現政権を担当している与党かもよ!(それがいいことなのか,悪いことなのかは別にして...  


Posted by 日曜日 at 10:04Comments(0)

2009年06月24日

最後の夜汽車...

お久しぶりでございます。
最近のお気に入りは,
甲斐バンドのこの歌でございます。
歌が下手でも,伴奏が下手でも泣けてしまう。ある意味これぞ音楽の醍醐味。  


Posted by 日曜日 at 18:27Comments(0)

2009年06月09日

乙女の夢...

明日〆切...
はかどらない。全然...
こんなもの見て,自分を奮い立たせてます(大げさかしら...)
人生に疲れたオヤジは,若い人,強い人,そしてとりわけ美しい人に憧れるのさ...
(気になる方は<こんなもの>をクリック!)  


Posted by 日曜日 at 11:52Comments(0)

2009年06月04日

あなたはどんな人を愛してきましたか...



友人たちを招いて映画を見る。
大好きなロメールの『モンソーのパン屋の女の子』と『シュザンヌの生き方』。60年代のフランス映画。
どちらも学生の恋愛譚だけれど,いやはや今日日の日本の学生さんの生活とは違います。
よく遊ぶけれど,バイトはしないし,よく勉強する。
それと... 学生としての階級意識(今の若い学生諸君には分からんよな〜〜)...
まあ,そんじょそこらの若い女性,つまり学生ではない=中産階級ではない女性への蔑視には,私でさえショックを受けます。
時間がないので本題へ〜〜

ポリティカリー・コレクトネスを欠くこの作品に何故私が惹かれて続けているか(始めた見たのは,20年以上も前,思い出一杯の地の,今はもう潰れた映画館だった)...
それはこの映画,というかこのシネアストが,「俺は/私はこの人が好き,この人を愛してる」と自覚するまでに至る,心理の機微を執拗に,そして信じられないほどの明晰さで描き続けているからだ。

人は外見上,肉体上誰かに惹かれていることはあっても,中々「身も心も」という状態にはならない。意味の動物だからね。
そして,誰かを好きだと心の底から自覚するには,いろんなことが関与してる...
それまでの自分の恋愛経験,それまで付き合ってきた人との甘い思い出+心の傷...
恋愛の対象と出会った時の自分の心理,経済状態,職場,学校,家族での状況...
誰かとつき合っている最中での出会いなら,今の配偶者,恋人との関係...
<運命の恋愛>,<一生に一度の大恋愛>も実は,数えきれないほどの偶然と,そして幾多の<ためらい>(自分の,相手の,そして第三者の....>から成り立っていることを,ロメールという監督ほど明晰に(残酷なほど明晰に)描ける人はいないのではないだろうか...

偶然が関与しない恋愛なんてない...
これは別に恋愛の価値をおとしめるものではないと思う。
偶然の手助けなしには,<大恋愛>なんて存在しない。これはつまり同時に,恋愛のすばらしさでもある。

偶然に助けられながら,そして幾多のためらいを乗り越えて,人は恋に落ちて行く...
自らの運命を作って行く...

凡庸な恋愛映画に飽きた人に,恋愛が何だったか忘れそうになっている人にお薦めの2作品です。

そう  


Posted by 日曜日 at 11:29Comments(0)

2009年06月02日

楽しいぞ神宮!強いぞホークス!




先週,神宮と東京ドームでソフトバンクホークスの試合を見て参りました。
神宮は外野席,ドームは立ち見席での観戦。グランド全体が見渡せますし,なによりも選手と一心同体(選手の方はもっと冷静だと思うのですが...)で応援している応援団と一緒の観戦って楽しいですね。特に神宮は牧歌的というか,観客も売り子さんたちものんびりしていて,球場の作りも人にやさしくて,座ってぼーっとしているだけで,身体中が幸福感に満ちあふれていきます。屋外なので,応援に少々鳴り物を使っても,ほとんど観戦の邪魔にならない。外野席はたったの1500円ポッキリ(数年前は1000円だった)。球場近くのレストランが出している,つまみ+お弁当を買えば2500円で,食料+飲み物+チケットが調達できてしまう。それで3時間,都会のど真ん中で本当にのんびりと一流選手のプレーが堪能できる。本当に贅沢なことだと思います。
東京ドームは... 正直言って,野球をゆっくり楽しめる雰囲気の場所ではない。あんな球場をホームにしている球団を応援している人が日本で一番多いと思うとなんだか,悲しくなってきます。

で,試合の感想+雑感ですが...
最近...松中選手って窮屈な打ち方してる感じがします(ボールが前に飛ばない感じ)。小久保選手にも衰えが... 永年ホークスを支えてきた二人の新しい<居場所>を確保しながら,どうオーダーを組んでいくか... 秋山監督の腕の見せ所なのだと思います。
今はこの二人に中軸を任せていますが... 夏までチームが好調を維持して優勝争いに絡むようになれば...
パ・リーグ各チームのエース級のピッチャーは若いピッチャーが多い。圧倒的に多い。
すると,夏場だからといってベテラン・バッターが活躍できるとは限らない。逆にベテランバッターが夏バテで不利になることの方が多いのでは。やはり中軸は,オーチズ,多村(ケガしなければの話ですが),長谷川に任せた方が良いのでは...

それと...黄金時代に比べると,ホークスの守備力はかなり落ちたな... という感じがします。
かつてのレベルをキープしていたり,昔よりもレベルアップしているのは,二遊間くらいかしら。今のホークスの内野で,ファインプレーが期待できるのは,本多と川崎だけだ(ちょっと寂しい!)。
川崎は送球が安定してきたし,本多の守備範囲は相変わらず本当に広いと思う。ボールを取ってからの動きも機敏。神宮でも序盤,ファインプレーで本調子ではない杉内を二度は救っていた(私見では野手ではこの日一番のヒーロー!)。東京ドームでも,一二塁間をぬけそうな当たりを上手く処理してアウトにしていた。
最近ようやくバッティングも上向きのようですが(東京ドームでも素晴らしい左中間への二塁打を見せてくれました),あの守備なら少々打率が低くても秋山監督が使い続けるのも,よく分かりました。

しかし,楽しいな,球場での野球観戦。  


Posted by 日曜日 at 09:18Comments(2)

2009年05月25日

徹夜

お久しぶりでございます。
予定通りに(!?)予定が狂って,週末は徹夜...
まだ,この歳でも,追い込まれると少しだけなら頑張れるんだなとちょっとだけ嬉しくなる。
(追い込まれないと動かないことを,反省すべきなのですが...)。  


Posted by 日曜日 at 08:55Comments(2)

2009年05月17日

司法とブラジャーの微妙な関係

AFPによれば...
下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパン(Triumph International Japan)は5日、都内で「裁判員制度ブラ」を発表した。日本の裁判員制度は来年5月に始まる。写真は裁判員制度ブラを紹介する同社のイメージガール西内裕美(Hiromi Nishiuchi)さん。(c)AFP/ Yoshikazu TSUNO

件のブラジャーのイメージはこちらから... ご堪能下さい!
この不景気に,売れる当てもないこんな製品出すなんて!
このメーカー(そしてモデルさんの!?)ファンになりそうです!  


Posted by 日曜日 at 17:11Comments(6)

2009年05月07日

休暇の美徳



休暇の美徳...
一緒に食べること
一緒に遊ぶこと
一緒に眠ること

あるいは...
一緒に買い物すること
一緒に料理を作ること
一緒に枕投げをすること

あるいは
一緒に夢を見ること
一緒に旅に出ること
一緒に戻ってくること... ただそれだけ...
  


Posted by 日曜日 at 22:45Comments(0)

2009年05月07日

次の休暇に備える

大型連休,お子さんとドライブされた方も多いのでは...
「子供とドライブ」と言えば<しりとり>... ですよね!
子供にしりとりだけでは負けたくないあなたのための,
大型連休の借りを夏休みに返したいあなたのための
必勝/必殺しりとりへのファースト・ステップはこちらから
では,仕事に戻ります。  


Posted by 日曜日 at 11:05Comments(0)

2009年05月01日

チェストのブロガーは億万長者?

5月1日なのに,誰もメーデーのことを話題にしない。
チェストは主婦のたまり場なのに...
皆さんもしかして億万長者?  


Posted by 日曜日 at 22:57Comments(2)